価格が気になって、1日に何度もアプリを開いてしまう——その往復を、そっと減らすための機能です。買い切りアドオン「アラート&ターゲット」は、あなたが決めた目標にだけ反応します。しかも、リアルタイムでは監視しません。この記事では、その理由から使い方までを正直に書きます。
なにをしてくれるのか
銘柄ごとに目標(ターゲット)価格を設定しておくと、到達したときに通知が届きます。「BTCがここまで来たら教えて」「この銘柄がここまで下がったら知りたい」——監視をアプリに預けて、あなたは日常に戻る。それだけの、それがいちばん欲しかった機能です。
チェックは1日数回。リアルタイムではありません
正直に最初に言います——価格のチェックは1日に数回です。分単位の急変を追う道具ではありません。これは手抜きではなく設計です。秒を争う判断は取引所のアプリの仕事。このアプリの役目は「節目に気づかせること」で、そのためなら1日数回で十分——電池にも、心の静けさにも、そのほうが優しいのです。
通知は、あなたの端末がつくる
仕組みも透明にしておきます。チェックのタイミングでアプリがバックグラウンドで価格を取得し、目標との比較は端末の中で行われ、条件を満たしたときの通知も端末が生成します。どこかのサーバーがあなたの目標価格を預かって監視しているわけではありません。通信に乗るのは、ふだんの価格取得と同じ「銘柄ID・通貨」だけ。このアプリが知らないことは、アラートを使っても増えません。
はじめかた(3分)
①設定のショップから「アラート&ターゲット」を購入(買い切り。一度買えばずっと使えます)。
②初回に通知の許可を求められるので許可——このアプリが通知の許可をお願いするのは、この機能を使うときだけです。
③銘柄を選んで目標価格を入力。
以上。あとは端末が静かに見張り、届いた通知から開けば該当の銘柄にすぐ辿り着けます。
ターゲットの決めかた、3つの型
利確の節目型: 「ここまで来たら一部を現金化する」と決めている価格に。通知が来た日が、取引所を開く日です。
買い増しの逆指値型: 「ここまで下がったら拾いたい」ラインに。下落の通知は憂鬱ではなく、待っていた合図に変わります。
心理の防波堤型: 遠めの上下に1本ずつ置いて「この間にいるうちは見ない」と決める——アラートがあるから、見ない勇気が持てます。
ウィジェット・Watchとの分担
受動的に「目に入る」のはウィジェットとWatchの仕事、能動的に「知らせに来る」のがアラートの仕事です。ふだんはホーム画面の1枚が静かに答えを見せ、節目だけ通知が肩を叩く——この分担ができると、アプリを開く回数は「見たいとき」だけに揃っていきます。
ターゲットのメンテナンス
到達したターゲットは、役目を終えた目印です。消すか、次の節目へ張り直すか——おすすめは月初の箱めぐりのついでに、アラート一覧も1分だけ見直すこと。相場が大きく動いた後は「遠すぎる目標」や「もう意味の変わった目標」が残りがちです。目標が現在地に合っているだけで、通知の一本一本が濃くなります。
逆張りの使い方も
「上がったら見ない・下がったら見る」という運用も面白いところです。下側にだけターゲットを張っておけば、静かな上昇はウィジェットで眺めるだけ、押し目の合図だけが通知で届く——見る回数を増やさずに、見るべき瞬間だけを拾えます。道具の使い方に正解はありません。あなたの性格に合う張り方が、正解です。数本だけの薄い運用から始めて、季節ごとに育てていってください。
「張り付かない」は、性能です
相場を見る時間が長いほど、判断は増え、疲れも増えます。アラート&ターゲットの価値は通知そのものではなく、通知が来るまでの「見なくていい時間」のほうにあります。リアルタイムでないことを、私たちは弱点ではなく思想として選びました。急かさない道具が、いちばん長く使えます。
アラートのQ&A
Q. 通知が来ないことがある — チェックはiOSのバックグラウンド実行に依存するため、タイミングは端末の状況で前後します。アプリを開けばその場で最新価格と到達状況を確認できます。
Q. サブスクとは別? — はい、これは買い切りのアドオンです。機種変更後も「購入を復元」で戻ります。
Q. 通知を止めたい — アラートを削除するか、iOSの設定から通知をオフに。既定の静けさにいつでも戻れます。
静けさに、1本の糸電話を
閲覧専用のこのアプリに、唯一「向こうから話しかけてくる」瞬間があるとすれば、それはあなたが張った糸が震えたときだけです。まずは主力銘柄に1本、遠めのターゲットを。張った日から、画面を見る回数は不思議と減っていきます。
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