ポートフォリオ全体は「面」、1銘柄は「点」。Crypto Portfolioの銘柄詳細は、その点とじっくり向き合うための画面です。派手な機能はありません——価格、変化、チャート、それだけ。でも1銘柄と5分過ごすには、それで十分すぎるのです。
開き方は2つ
基本はホームの銘柄行をタップ。もうひとつがSpotlight——ホーム画面を下に引いて銘柄名を打てば、検索結果からそのままアプリの該当画面へ。よく見る銘柄ほどSpotlight経由が速く、「ホーム→スクロール→タップ」が「検索→タップ」に縮みます。検索語はシンボル(BTC)でも名前(ビットコイン)でも届きます。
画面の中身は3段
上段に現在価格と24時間の変化。中段にその銘柄のチャート——ホームと同じ感覚で期間を切り替えられ、さらにローソク足表示とEMA(移動平均)にも対応しました。そして保有していればあなたの保有分の評価額。ホームの推移チャートが「総額の記録」なのに対し、こちらは「銘柄そのものの値動き」。役割の違う2本の線です(総額側の読み方は線は嘘をつかないへ)。
「価格」と「評価額」は別の生き物
価格は市場が決める公開情報。評価額は価格にあなたの数量を掛けた私的な情報。画面では隣に並ぶ2つの数字が、裏側ではまったく別の扱いです——通信に乗るのは前者に関わる表示条件だけで、後者の計算は端末の中で完結します。並んで見えて、混ざらない。この区別が安心の土台です。
そのまま「銘柄カード」へ
共有ボタンから、その銘柄のカードを直接つくれます。「今日はこの銘柄の話がしたい」夜に、ホームへ戻る必要はありません。銘柄名を伏せたければマスクをステルスに——「B**」の伏せ字で、推しの正体は内緒のまま強さだけ自慢できます。
ローソク足とEMA、はじめの読み方
線のチャートが「流れ」を見せるのに対し、ローソク足は期間ごとの始まり・終わり・高安をひと粒ずつ見せます。長いヒゲは迷いの跡、詰まった実体は静けさの証拠。EMAはその上に引かれる「ならした道」で、価格が道の上にいるか下にいるかを眺めるだけでも、値動きの機嫌がつかめます。難しく考えず、まずは表示を切り替えて眺めるところから——閲覧専用のアプリだからこそ、学びは気楽です。
ウォッチリストは観察席
買う前の銘柄はウォッチリストに入れて、この詳細画面で観察を。数量ゼロだから感情は動かず、値動きの性格だけが淡々と手元に溜まります。数日おきに5分——性格が分かってから数量を入れる順番は、遠回りに見えていちばん堅実です。昇格(数量入力)は設定→ポートフォリオから。
ウォッチ銘柄の画面は、少し身軽
保有ゼロのウォッチ銘柄を開くと、評価額の行がない身軽な表示になります。あるのは価格と変化とチャートだけ——つまり純粋な観察モードです。「持っていないから冷静に見られる」を、画面の作りがそのまま後押しします。
24時間の変化、読みの作法
上段の±%は「昨日のいまと比べてどうか」。緑なら上、赤なら下——ただし24時間は市場の呼吸としては短い単位です。数字に驚いたら、その場でチャートを1ヶ月・3ヶ月へ。点の驚きを、線の文脈に置き直す癖がつくと、この画面は騒がしい日ほど頼りになります。
索引は、あなたの端末の中だけ
Spotlightの索引は端末内に作られ、アプリを削除すれば索引も消えます。そして索引に載るのは銘柄名と画面名だけ——検索の途中で金額がのぞく心配はありません。手軽さの裏に足跡が残らないことも、この導線をおすすめする理由です(仕組みの話はこちら)。
朝の5分ルーティン(例)
通勤前、Spotlightに「BTC」。24時間の変化だけ見て閉じる(1分)。昼、ウォッチ中の2銘柄をめくる(2分)。夜、気になった1銘柄のチャートを3ヶ月に引いて眺める(2分)——合計5分。全体の総額に一喜一憂しそうな日ほど、点をひとつずつ見るほうが心は静かです。
見る画面と、書く画面
数量の変更はこの画面ではなく、設定→ポートフォリオ側で行います。見る場所と書く場所を分けてあるのは、うっかり書き換えを防ぐ線引きです。詳細画面で表情を確かめ、設定で持ち高のメモを直す——役割が分かれているから、どちらも安心して触れます。
もうひとつ、地味に効く使い方を。銘柄を入れ替えるか迷ったら、候補をウォッチリストに入れて、保有中の銘柄と同じ3点(価格・24時間・3ヶ月の形)で1週間見比べる——同じ物差しで並べると、迷いは意外と早く晴れます。
銘柄詳細のQ&A
Q. 価格の出典は? — CoinGeckoです。通信に数量は含まれません。
Q. 検索に出ない銘柄がある — ごく新しい銘柄は収録待ちの場合があります。
Q. Watchでも1銘柄ずつ見られる? — 見られます。手首の縦ページャーをどうぞ。
5分で切り上げるコツ
見る項目を先に3つ決めておくこと——「価格・24時間・3ヶ月の形」。この3点を確かめたら閉じる、と決めてしまえば、詳細画面は深追いの入口ではなく、確認の出口になります。時間を区切れるのは、売買ボタンがない画面の特権です。
今日の1銘柄は、どれにしますか
まずは主力の行をタップして、5分。チャートを2年に引いて、ここまでの道を眺めてみてください。面では見えなかった物語が、点にはちゃんと残っています。
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